イボに関するこんなお悩みはありませんか?
- 長くイボの液体窒素治療を受けているのに、根治しない
- 身体中にイボがあって治療に踏み出せない
- イボが大きくなってきた
- イボが増えてきた
- どんなイボなのかわからない
- きれいに治したい
当院のイボ治療の特徴
当院では手術実績豊富な専門医師、皮膚科専門医が情報を共有して最も適した治療を行っています。
きれいで早く治せる治療
イボには難治性のものもあり、日帰り手術による治療が適しているケースもあります。当院では手術実績豊富な専門医師によるきれいな仕上がりの手術が可能です。
ご希望に合わせた選択肢
液体窒素による冷凍凝固術、手術といった保険適用の治療だけでなく、保険適用されていませんが炭酸ガスレーザーによる治療も可能であり、患者様のご希望に合わせた幅広い治療が可能です。
通院しやすい立地
当院は、地下鉄空港線『天神』駅5番出口から徒歩1分にあります。わかりやすい場所にありますので、何度か通院の必要がある場合にも負担になりません。
イボ治療の内容
液体窒素による冷凍凝固術
一般的によく行われている治療法です。これは最も簡単にできる治療法であり、多くのイボはこの治療法で治すことができます。ただし、液体窒素による冷凍凝固術では治すことができないケースやかえってイボが増えてしまう可能性もあります。何回か液体窒素による冷凍凝固術を受けて十分な効果が得られない場合には、他の治療を検討する必要があります。イボ治療は液体窒素による冷凍凝固術しかないと思い込んで長く続けているケースが少なくありませんが、そうした場合には早めにご相談ください。
液体窒素による冷凍凝固術が向かないケース
痛みで継続的な治療が難しい
治療時に強い痛みがあるため、麻酔クリームなどを使用しても治療を継続できないことがよくあります。特に子どもは痛みのある治療を繰り返すことが難しく、それで治療を中断して完治できない場合があります。
ウイルス感染
ウイルスに感染して発症するタイプのイボでは、冷凍凝固術によって原因ウイルスを周囲に広げてしまうことがあり、イボの範囲が広がってしまうことがあります。
皮膚の硬化
冷凍凝固術では、刺激によって皮膚が硬く分厚くなることがあり、それによって治癒力が低下してイボが治りにくくなることがあります。
色素沈着
冷凍凝固術は程度の差はありますが、ほとんどの場合に色素沈着を起こします。そのため、シミができやすい場所や顔など目立つ部位にはおすすめできません。
イボの種類
尋常性疣贅
疣贅(ゆうぜい)は、イボという意味で、尋常性疣贅はウイルス感染によって生じる最も多いタイプのイボです。手のひらや足裏にできやすく、表面がザラッとして盛り上がりはそれほどありません。顔や首で細長い突起を作る糸状疣贅、複数のイボが癒合して敷石状になるモザイク疣贅も尋常性疣贅に含まれます。
老人性疣贅(脂漏性角化症)
茶色や黒のシミが盛り上がった状態のイボです。加齢によって発症し、老人性イボとも呼ばれています。紫外線や擦るなどの習慣的な刺激によって発症するとされていて、60歳を超えると多くの方にみられます。液体窒素による冷凍凝固術は保険適用されています。また、自費診療の炭酸ガスレーザーは色素沈着を起こさずにきれいに治したいというご希望がある方におすすめできます。
アクロコルドン・スキンタッグ(首イボ、脇イボ、胸イボ)
摩擦によってできる軟性線維腫で、突起状のイボができます。30歳を超えると発症が増加します。首やわきの下などに多発することもあります。数が少なく小さければハサミなどによる切除手術が可能です。液体窒素による冷凍凝固術もできます。目立つ場所にあってきれいに治したい場合には自費治療になりますが炭酸ガスレーザーによる治療も可能です。
青年扁平疣贅
ウイルス感染によって盛り上がりのない平坦なイボができる疾患で、額や手の甲にできやすくなっています。多発することがあります。
色素性疣贅
黒イボとも呼ばれ、ウイルス感染によって発症し、色素沈着して黒っぽくなるイボです。
ミルメシア
ウイルス感染によって硬く盛り上がったイボで足底疣贅(そくていゆうぜい)と呼ばれることもあります。手のひらや足裏にでき、中心がくぼむことも多いのですがウオノメとは異なります。難治性で治療に時間がかかります。
点状疣贅
ウイルス感染によって足裏に白く小さい角化病変がたくさんでき、ザラザラした感触になります。
イボと類似する疾患
ほくろ
色素性母斑で、盛り上がることがあり、イボとの鑑別が必要なケースもあります。急にできた、急激に大きくなる場合はまれですが悪性の疑いがありますので、できるだけ早く受診してください。また、着替えやヒゲ剃りなどで引っかかり、出血するなどがある場合も手術をおすすめします。
皮膚線維腫
虫刺されなどの刺激によってコラーゲンが増殖してできる良性腫瘍です。黒っぽく硬いしこりができますが、形状によってはイボに似ている場合があります。
神経線維腫
末梢神経に発生する良性腫瘍で、軽度の場合は治療が必要ないケースもありますが、多発して臓器に深刻なダメージを与えるケースもあり、悪性腫瘍の発生につながるケースも存在するため、適切な検査と診断が不可欠です。特定の全身疾患の症状として多発することもあります。
基底細胞がん
顔面にできやすい傾向がある皮膚がんです。皮膚がんでは最も発症頻度が高く、悪性度はメラノーマに比べると低くなっています。生検などによって慎重に鑑別する必要があります。完全に切除する手術が必要になりますので、疑いがある場合には連携している高度医療機関をご紹介して速やかに適切な診療を受けていただけるようにしています。
悪性黒色腫(メラノーマ)
転移しやすく、発見から短時間で命に関わる可能性が高いため、迅速な治療が不可欠ながんです。足裏にできることが多いですが、他の部分にできることもあります。疑いがある場合には速やかに連携している高度医療機関やがんセンターなどをご紹介しています。
当院で行っているイボ治療
液体窒素による冷凍凝固術
最も多く行われているイボの治療法であり、これで解消できるケースも多いため、当院でも特に問題がないと判断できる場合には第一選択として提示しています。週1回の治療を2か月程度続けて、十分な改善がみられない場合には他の治療を検討することをおすすめしています。保険適用されている治療法です。
根治的切除手術
局所麻酔を行った上で、メスによってイボを切除する根治手術であり、保険適用されます。難治性のイボにも適した治療法であり、術中の痛みもなく、麻酔注射のチクッとした痛みも軽減するようきめ細かく配慮しています。ただし、手のひらや足裏などの部位では麻酔注射自体の痛みが強いため、痛みが苦手な方にはおすすめできないこともあります。
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)による治療
水分に反応して熱を生じさせるレーザーを照射してイボの体積を大幅に縮小させる治療法です。保険適用外ですが、大きなイボを小さくする効果が高いなど、イボの種類や形状によってはおすすめできます。局所麻酔を行いますのでレーザー治療中の痛みはなく、麻酔注射のチクッとした痛みも軽減するようきめ細かく配慮しています。ただし、手のひらや足裏などの部位では麻酔注射自体の痛みが強いため、痛みが苦手な方にはおすすめできないこともあります。
外用薬や漢方による補助的な治療
イボに効果がある外用薬や漢方薬を使った補助的な治療であり、上記の治療に併用して行うことがあります。
イボ治療の流れ
一般的な治療が可能なイボと判断された場合には、液体窒素による冷凍凝固術を第一選択として提示しています。
冷凍凝固術は、毎週1回程度、約2か月間続けます。
冷凍凝固術では効果が得られない場合やご希望があれば、手術や炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)による治療を検討します。根治手術はイボの数が少ない場合に適しており、イボの数によっては数回に分けて手術を行います。保険適用された日帰り手術であり、さまざまな負担を軽減できます。また、手術実績豊富な専門医師ができるだけきれいに治せるように手術しています。
イボが多く、難治性の場合には、保険適用外ですが炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)による治療で効果が期待できる場合もあります。
なお、冷凍凝固術、根治的手術、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)による治療のいずれの場合も、外用薬や漢方薬による補助的な治療を併用することがあります。
イボができる原因
ヒトパピローマウイルスというウイルスによって生じることが多く、他に紫外線や摩擦などの刺激によって生じることもあります。ウイルス感染は直接的な接触だけでなく、プール、スリッパ、足拭きマットなどを介した感染も起こります。潜伏期間が半年ほどというケースもあるため。原因がわからないこともよくあります。ヒトパピローマウイルスにはたくさんの種類があって、どの型のウイルスに感染したかによって異なるイボ疾患を発症します。
イボ治療と健康保険適用
イボの診察・検査・治療は基本的に健康保険が適用され、治療では冷凍凝固術・根治的手術は健康保険が適用されます。ただし、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)による治療は保険適用外です。
できるだけ早い根治的手術も可能
当院では治療の第一選択を液体窒素による冷凍凝固術としていますが、患者様のご希望がある場合には根治的手術を早めに行うことも可能です。できるだけ早く確実に、そしてきれいに治したいというご希望がありましたらご相談ください。
イボの治療の痛みへの配慮
液体窒素による冷凍凝固術は個人差がありますが、治療中に痛みを生じます。手術や炭酸ガスレーザーによる治療では、局所麻酔を行うため治療中の痛みはありませんし、極細の針を使って薬剤のpHにも配慮することで注射の際の痛みも軽減しています。ただし、足裏や手のひらなど注射による痛みを強く感じやすい場所もあります。
イボの治療期間
数や大きさ、イボの種類によっても変わりますが、平均して毎週1度の通院を数か月行うことで治ることが多くなっています。
ヒトパピローマウイルスによるイボとがん
イボはヒトパピローマウイルスに感染して生じるケースが多いのですが、ヒトパピローマウイルスには100種類くらいの型に分けられます。子宮頚がんなどの原因になるヒトパピローマウイルスとは違い、イボができるのは悪性度が低い型である場合がほとんどを占めます。ただし、尖形コンジローマをはじめ発がん性が高いウイルスも同時感染している可能性が高いイボもありますので、ウイルス性のイボはしっかり治すことが重要です。
老人性疣贅とがん
老人性疣贅は、紫外線や習慣的な摩擦などを原因として生じるイボであり、皮膚がんが発生したという報告がされたことはありません。ただし、見た目が似ている皮膚がんもありますので、心配な場合にはご相談ください。
老人性疣贅をきれいに治すために
液体窒素による冷凍凝固術は保険適用されていますが、程度の差はあっても色素沈着を起こしやすいため顔など目立つ部分にある場合にはおすすめできません。きれいに治せる可能性が高いのはレーザー治療ですが、保険適用外です。
首イボのイボ
切除手術や液体窒素による冷凍凝固術は保険適用されます。他に保険適用外ですが、レーザー治療も可能です。
イボができた際の注意点
ウイルス性の場合、擦るなどの刺激でウイルスが周囲に広がってイボが増えてしまったり、別の場所に感染して新たにイボができたりします。増えてしまうと治療も大変になりますので、できるだけ触れずに受診して、適切な治療を受けてください。
また、それほど簡単にはうつりませんが、接触の機会が多いご家族の感染を防ぐためにもイボに触れないようにしましょう。また、タオルや足拭きマットの共有をしないようにしてください。
イボ治療の料金
液体窒素による冷凍凝固術は個数によって費用が変わります。3割負担の目安として、手術費用は3個以下が630円、4個以下は810円です。診察料などが別途かかりますが、それも健康保険適用されます。
手術による切除では、露出部(頭、顔、首、肘から先、膝から下)と非露出部によって費用が異なり、病理検査費用が別途必要になる場合もあります。3割負担の目安として、露出部の場合は5,000円、非露出部は5,000円程度であり、病理検査は3,000円程度です。診察料などが別途かかりますが、それも健康保険適用されます。
炭酸ガスレーザーによる治療は保険適用ではなく、全額が自費負担となります。
手術給付金について
個人で加入されている医療保険では、契約内容によって手術給付金を受け取ることができる場合があります。契約されている保険会社にご確認ください。