脂肪腫(リポーマ)手術について

初診

初診症状や経過などをしっかりうかがった上で、脂肪腫をはじめとした可能性のある疾患についてわかりやすくご説明します。その上で、画像検査専門の提携医療機関でのMRI検査を予約します。当院は連携した医療機関で迅速なMRI検査予約が可能ですので、通常の大病院受診のように数か月待ちなどということはありません。
なお、MRI検査のご予約と同時に、当院での手術のご予約も可能です。

検査

連携医療機関でMRI検査を受けていただきます。検査データは当院に転送されます。完全予約制の検査ですから待ち時間がほとんどなく、終了時間も決まっていますのでスケジュールを立てやすくなっています。

再診・日帰り手術

当院を受診していただき、検査結果をもとにご説明します。手術のご予約をされている場合はそのまま日帰り手術を行い、その日のうちにご帰宅いただけます。
ただし、サイズや場所、悪性疑いなどによっては、入院による手術が必要になることもあります。その際には、連携高度医療機関をご紹介して速やかに適切な治療を受けていただけるようにしています。

脂肪腫手術の流れ

手術前に、皮膚へマーキングします。

局所麻酔の注射を行います。チクッとした痛みも抑えるようきめ細かく配慮しています。局所麻酔によって、手術中の痛みはほとんどありません。

脂肪腫直上の皮膚を切開します。可能な限り最小範囲になるようデザインして切開していきます。通常、脂肪腫の3分の2程度の切開で手術しています。

指やピンセットなどを使い分けながら、繊細に脂肪腫を摘出していきます。きれいに取り除いたら、空洞になっている部分に血液がたまらないようしっかり止血します。出血の可能性がある場合には、血液を排出させるドレーンという管を入れます。溶ける糸で中を縫ってから極細の糸で丁寧に切開した部分を縫合するなど皮膚外科的な手法を駆使して傷跡をできるだけ目立たないようにします。ガーゼや伸縮テープなどで圧迫固定したら手術は終了です。こうした丁寧な手術を行うことできれいに治るだけでなく、回復も早くなります。

1~2週間後に抜糸を行い、その後1週間程度で赤みが引きはじめ、徐々にきれいに治っていきます。痛みも最小限に抑えていますので、安心してご相談ください。

症例

顔・おでこにできた脂肪腫

顔・おでこにできた脂肪腫

首にできた脂肪腫

首にできた脂肪腫

肩にできた脂肪腫

肩にできた脂肪腫

脇にできた脂肪腫

脇にできた脂肪腫

背中にできた脂肪腫

背中にできた脂肪腫

胸にできた脂肪腫

胸にできた脂肪腫

お腹にできた脂肪腫

お腹にできた脂肪腫

腕にできた脂肪腫

腕にできた脂肪腫

腰にできた脂肪腫

腰にできた脂肪腫

おしりにできた脂肪腫

おしりにできた脂肪腫

足にできた脂肪腫

足にできた脂肪腫

脂肪腫の治療後

痛み

切開が1㎝以上の場合、当日と翌日には多少の痛みが残ります。痛み止めの薬を処方していますので、早めに服用いただくことでほとんど気にならない程度です。それ以下の切開では、痛みを起こすことはほとんどありません。

入浴

手術部位、傷の大きさにもよりますが、翌日からのシャワーが可能な場合が多くなっています。バスタブに浸かるのは抜糸後が適切です。

抜糸

状態によって変わりますが、7~14日後に抜糸を行うことが多くなっています。

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